030613 どこに行けばいいのか解らないなんて嘯くなよ
貌すらも変換せず発光す
グラム単位の悲しき携帯
高校時代の友人に会うと、コンナモノがぽんぽんできる。多分良いことなんだと思う。
彼女とは全くの偶然で久しぶりにあったのだが、そんな気はしなかった。昨日も会ったように、喋った。
幸福に微笑む僕達永遠は
別に対して必要無いか
心斎橋から高校迄歩き、校内をうろちょろ。何をするでもなく歩いた。知り合いの先生を数人驚かせたり、した。
学校の横手にある、クレープ屋のベンチに座って、オレンジとは名ばかりのミカンの缶詰の味とあんまり良くない生クリームをかみしめながら。目の前の下り坂と地下鉄の駅と横断歩道と遠くのハンズの看板と
まだ夕日と言うには高い太陽を見ている。
我が傷は膿まず治らず深々と
窓に変わりて硝子越しの世
私はかけたところがいっぱいあって、それで小説を書いている。中学校や小学校で付いた傷は、ギザギザとさびたナイフでやられた傷で、膿んでわたしをだめにした。
高校の時は、凄く綺麗に傷が付いた。名人の手による居合いのような、一個の繊維のささくれもなく綺麗な。
多分幸せなんだ。凄く。こんな寺山修司の出来損ないみたいなことしてたって、多分。