030302 青空と落語とクレープと

 今一、卒業した気のせぬまま、今日は落語会へ。
 高校の英語教師が、出るというのだ。
 お決まりの友人達と会場に行ってみると、また見知った顔の教師達がどんどん来る。

 卒業したんだっけ?そんな気分になる。

 一人一席の落語が、どんどん続く。
 知っている話も、知らない話もあったが。何故落語なんぞ知っているかというと、その教師が授業中にやったりしていたからで。 そう思うと、矢っ張り自分にとって高校は故郷だと思ったわけで。

 後は、ぶらぶら歩いてクレープなんぞ食って、何か選別を皆にあげる約束をして。解散。

 帰ってから、祝いだというので、焼き肉を家族と食べる。久しぶりに沢山肉など食べると、直後に腹痛。難儀な人間だよ。ほんとうに。

 贔屓の劇団のオフィシャルサイトと、主宰の個人サイトがオープンしていた。
 オフィシャルっぽさを全面に押し出した感じで、個人的には好きだ。個人サイトのほうのプロフィールを見てもらえれば、何故犬宮こんなに大プッシュか分かっていただけるかと思う。いやあ、大好きこういう人。個人的には寺山修司のうそっぱち遍歴に匹敵する。しかもこっちは多分実話なんだよなあ。

 


030301  ぼくたちはゆるぎない故郷を手にいれた

 卒業式の朝は、別に何時もと変わらなかった。全く穿き慣れていない革靴が、足に合わずに酷く辛かった。
学校での集合時間は遅めだったのだけど、土曜日だし、最後の最後に遅刻って言うのもな、と思い少し早めに家を出た。

 学校について、卒業文集に級友達からのサインをねだる。
 私達の学科では、本当は卒業文集という物はなく、作品集というものがある。小説や詩やエセーなどが収録されているのだが。そのレヴェルは異様に高い。私の小説が流れで普通に読み流せるのだし、それより面白いものももっとたくさんある。個性的とかいうのではなく、ほんとうにただ面白いのだ。

此処で、馬鹿に気づく。制服に付けるためのピンバッジを忘れる。職員室に行き事情を話すが、貸せる物はなく購入するしか手が無いという。頭を抱えて家に電話していると、話を聞いたらしい教師が私物をかしてくれた。
 そこで胸をなで下ろすと、実はベストを忘れていたことが発覚。それはさらっとスペアが学校から支給されたので、有り難く拝借して急場をしのぐ。

 卒業式は、とても普通の卒業式で。偉い人が話して、代表が卒業証書を貰って。送辞と答辞があって。歌を歌って。
 答辞から少しやばいな、と思っていたけれど。歌で少し泣いた。
 そんなに好きな歌でもないのに、響いていた。「空も飛べるはず」なんて、縁遠いうたなのに。

「ゴミできらめく世界が僕達を拒んでも
ずっと側で笑っていて欲しい」

 私が、級友諸氏に望んでいたことは、正にそういうことで。私は彼女たちのことが本当に好きだったし、本当にずっと彼女たちに認めて欲しかった。
 その望みが叶うかと言うところで、卒業をする。
 遠くに行く人も居る。下手をするともう二度と会わない人もいるだろう。

 私にとって、高校とはふるさとに他ならない。永遠に無くならない、帰ることのできない、ただ幸せな場所だった。
 きっと、ずっと思い出せば悲しく唄わざるをえないだろう。

 卒業式が終わった後は、最後のHRらしきことをやり、解散後カラオケに、人数の多さからじゃんけんで部屋を別れ、その後何度か変更。

 古い日記とか唄う人や、ルシュフェルに笑える人が居るときはいいのだけど。ハロプロ、モームス、自分、となったときは流石にどうするかと思った。

 楽しかった。

 故郷の記憶はきっと一生忘れないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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